無理ゲー社会

サラリーマン時代に、僕ら社員がよく言われていたことがあります。

それは、「指示されたことしかできない指示待ち人間にはなるな」ということです。

考えて動けってことなんですけど、当時は素直に「そうだよな」と思って色々と考えて動いたものです。

ただ、最近思うことがあります。

それは、指示されたことが普通にできる人って少数派なのでは?ということ。

文章であれ口頭であれ、それをその通りにできる人が「何と少ないか!」と驚くことがあまりにも多いんですよね。

僕が会社員時代には、「優秀だな」と感じる人はそこまでは多くありませんでした。

ですが、指示されたことが普通にできない人なんて、一人としていなかったわけです。

ちなみに、指示されたことが普通にできないというのは・・・

「Aというプラモデルを購入し説明書を見て完成させなさい」という課題がクリアできないという感じ。

記されている完成形と全く違う形になる人。

説明書が読めない人。

完成する前に別のことをしちゃう人。

Aというプラモデルが購入できない人。

プラモデルを買いに行ったら迷子になる人。

課題が読めない人。

世の中には僕らの想像以上に、こういった人が存在します。

衝撃的な事実です。

指示されたことが普通にできないというより、もはや普通のことが普通にできないという感じ。

ただ、ヤバいですよね。

機械やロボットは、何かを指示されると、ほぼ確実にこなすわけです。

そして、世の中には機械やロボットが増えていっています。

もし、自動運転の安全性が確立されタクシーに導入されたら、僕は人間の運転手よりも自動運転のタクシーを選びます。

なぜならば、普通のことが普通にできない運転手が、たくさんいるからです。

普通のことを普通にやってもらえないって、ストレスじゃないですか。

もともと、機械やロボットって世の中を便利にするために作られてきたと思います。

でも、近年では労働人口の減少に対処するということも、期待されるようになりました。

そうこうしているうちに、普通のことが普通にできない人の職を奪ってしまうようになります。

世の中が便利になればなるほど、貧困の差が大きくなっていく。

シビアですが、確実にそういった動きになるでしょう。

よく言われていることですが「機械やロボットにはできない仕事」を、僕らはやっていかなくてはいけません。

じゃないと貧乏まっしぐら。

そんな僕が発売を楽しみに待っている書籍がこちらです。

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前作『無理ゲー社会』で、上記のように言い切った橘玲さんが、本作ではどんな残酷な真実を突きつけてくるのか。

非常に興味があります。

追伸

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