悪いお金持ちの見抜き方4選

以前、お伝えした「お金持ちの闇が深い金儲けのレシピ5選」が、かなり好評で、その記事を呼んでくれた読者の方々から「本には書いていない、お金持ちのダークな実情を知りたいです」というアツいメッセージをたくさんいただきました。

そこで、今回、また「ダークなお金持ちシリーズ」ということで「悪いお金持ちの見抜き方4選」というテーマで、お届けしていこうと思います。

 

「悪いお金持ち」というのは、「グレーなビジネス」とか「ブラックなビジネス」をやって荒稼ぎしているわけですから、かかわるとロクなことがありません。

ただ、厄介なのが「一目で近づいちゃけない」といった危ないオーラを出している人は、レアなケースで、むしろ大抵は、愛想よく、話もうまい「人たらし的なヤツ」が多いんですよ。

 

なので、そのことを知らずに仲良くしていると、気が付いたら「お金を奪われていたー」っていう展開が待ち受けているわけです。

要するに、「悪いお金持ち」に、知らず知らずのうちに関わってしまうと、かなり高確率で大金を失うことになりますので注意してください。

 

実際に、最近、僕の身近なところで、この手の事件が起こっていまして、弊社の社員が「悪いお金持ち」から大金をだまし取られているんですよね。

その「悪いお金持ち」は、なんと弊社とも近い人間関係だったんです。

でも、そんな関係性とか、問答無用でお金をだまし取ってくるんですね。

 

普通の神経なら「身近な人をだます」なんて、良心が痛んでできないじゃないですか。

しかし「悪いお金持ち」は、自分の利益のためなら、人がどうなろうと関係ないっていう「サイコパス」なんですね。

お金を返すよう連絡しても、それを無視して毎晩キャバクラでGO YOUしているようなヤツなんです。

 

うちの社員のように「悪いお金持ち」の被害にあわないためにも、その見抜き方を知っておきましょう。

 

「悪いお金持ち」というのは、金太郎飴のごとく、面白いように同じような行動をとるわけなんですよ。

ただ、詐欺師に会ったことがない一般の人は、見抜き方自体が、そもそもわからないと思います。

なので、今回「詐欺師コレクター」の小玉が、誰にでもわかる「悪いお金持ちを見抜く方法」について、独断と偏見でお伝えしていきます。

 

悪いお金持ちの特徴は、本当は明太子の粒の数ほどあるんですけど、今日は、その中から厳選した初心者向けの珠玉の4選を紹介したいと思います。

この文章を読むことで「悪いお金持ち」をかなり見抜けるようになるので、被害を未然に防ぐことができるでしょう。

では、いってみましょう!

悪いお金持ちの見抜き方・その1
「全身ブランド品まみれで下品」

悪いお金持ちを一言で表すと「下品」なんです。

下品さの原因は、コーディネートがチグハグだったり、服装と場所がミスマッチだったりします。

たとえば、法事なのに全身ラメの演歌歌手みたいなスーツで登場するような場違い感を醸し出しているんですね。

 

自然界では、派手な模様の生物には「毒」がある場合が多いらしいんですよ。

「毒キノコ」とか「毒ケムシ」とか「毒ガエル」とか、そうですよね。

自ら「毒あるよ」と警告を発してるわけなんです。

 

人間も自然界の法則と同じで「悪いお金持ちの特徴」は、とにかく全身ブランド品で固められていて「派手な下品でギラッギラッ」です。

まさに「歩くパチンコ屋」というイメージで考えていただくといいと思います。

 

彼らがブランド品を身に着けるのは「すごーい!」とか「高そうですね~」とか「買えたんですね」って言われるのが目的です。

ですから、ブランド品の中でも、とにかく「わかりやすいアイテム」を選びます。

ブランドロゴがデカデカとプリントされたものとか、モノグラム柄などですね。

つまり、誰の目から見ても一目で「ブランド品」とわかることが、もっとも重要なわけです。

 

さらに、コーディネートという言葉は、彼らの辞書にありませんから、色や柄などの組み合わせが、もうめちゃくちゃなんですね。

たとえば、ルイヴィトンのモノグラムのパーカーに、グッチのモノグラムのパンツを履いて、ディオールのモノグラムのスニーカーで足元を固めるみたいな感じですね。

とにかく「ブランドとわかるもの」や「レアな限定品」であることが大事なんです。

 

ちょっと前に「グッチ」と「ドラえもん」がコラボする企画があったんですね。

「ドラえもん」が、デカデカとプリントされたパーカーが「15万円」とかで売られていたわけです。

これを20代のキャバ嬢が着るなら、まだわかりますよ。

ところが、いい年した「ドラえもん」みたいな体型をしたオッサンが、「ドラえもん」のパーカー着ていたら、ぶっちゃけ「超痛いヤツ」じゃないですか。

 

「ドラえもんオタク」と言うならば、1000歩譲ってわかるんですけど、普通に考えたら、絶対に着ないと思います。

もし、そのドラえもんパーカーが、「ファッションセンターしまむら」とのコラボでも選びましたか?って話なんですよ。

結局は、グッチだから選んだんでしょ?って。

 

つまり、「コーディネート」とか「自分なりの服の選び方」とかじゃなくて「ブランド品」で「レアアイテム」で「目立つ」なら何でもいいっていうことなんですね。

「うわー!すごい!それ買えたんですね!」って言われるのが目的なわけです。

 

また、彼らには「TPO」という言葉も辞書にありませんから、時と場合と場所に合わせて服を選ぶなんてことも、まったくしません。

「俺たちがカルチャーだ!」ってノリで、高級フレンチに短パン・ビーサンで意気揚々と現れたりするわけです。

というわけで、全身ブランド品でも、コーディネートがチグハグで、品性下劣な印象の人は、かなり危ないですね。

悪いお金持ちの見抜き方・その2
「SNSの投稿がブランド品&現金&謎のポエム」

「悪いお金持ち」って、かなりSNSの投稿がお盛んなんですね。

普通に考えて、お金持ちがSNSで生活を見せびらかすメリットって1ミリもないんですよ。

むしろデメリットしかありませんからね。

僕も発信する仕事をしていなければ絶対にやらないと思います。

 

SNSで「お金持ってるアピール」をすることは、「寄付を求めてくる人」「お金を貸して~と言ってくる人」「あやしい投資話を持ちかけてくる詐欺師」などなど、このようなややこしい人に「俺のことを狙ってくれ」って言ってるようなものです。

 

もっと恐ろしいのは「税務署様」とか「国税局様」なわけです。

最近は、税務署様も国税局様もSNSをチェックなさっておられるわけですから、そんな危険がいっぱいあるにもかかわらず、悪いお金持ちたちはSNSの発信をやめられません。

 

その理由はなぜか?

 

彼らは、めちゃくちゃ承認欲求が強いんですね。

もともと悪いお金持ちの人たちは、お金持ちになる前から承認欲求が強いタイプだったと思います。

承認要求が強いからこそ「悪いことをしてまで、お金稼いでやれ!」という発想になるわけですからね。

 

ところが、いざお金は手に入ったものの悪いことをやっていると、まともな人からは、まったく相手にされないという現実に直面するわけですよ。

たとえば、ちゃんとしたタワマンは借りられなかったりします。

ちゃんとしたタワマンは、入居の審査が普通のマンションと違って、かなり厳しくて「源泉証明」だけでなく「納税証明書」とか「会社の決算書」が求められたりするわけです。

源泉証明は、簡単に偽造できちゃうじゃないですか。

僕も「あゆちゃーん、部屋借りたいから源泉証明出してくれない?」って、お願いされるわけですよ。

 

一方、納税証明は、公的機関が発行する公的証明書なわけです。

要するに、ちゃんと収入があって、税金を収めている確実な証拠を求められているわけですね。

ただ、悪いお金持ちの人たちは、税金払っていないと思うので、結局は入居できないわけです。

 

このように、お金があっても、承認欲求が満たされないという現実に直面してしまうので、SNSでドヤることで、承認欲求を満たそうとします。

お金持ちアピールをするために、ブランド品やグルメの投稿を連打します。

さらに、頭の悪い人になると、現金を投稿しちゃうヤツもいるんですけど、これがあったら完全にアウトですね。

 

ブランド品やグルメは、わかりやすいと思うんですけど、それに加えて、薄っぺらいポエムの投稿も結構あります。

 

「オレはオレ、周りからどんなにディスられようが、オレはオレを信じて、オレの道を突き進んでいきたい!」

とか

「自分を信じた先に成功がある」

みたいな感じに、仕事もポエムもオレオレしてんなーって。

 

なぜ、ポエマーになってしまうのか?

それにも理由があって、悪いことをしているから、自分は儲かっていると、自分ではわかってるわけですよ。

でも、「ちゃんと努力して成功を手にした」というような粉飾していたいわけですね。

謎のポエムが投稿されていたら、これは要注意ですね。

 

余談なんですけど、悪いお金持ちのパパがいる女性のSNSに、よく見られる傾向として、飲食店の名前に「さん付け」するケースがよく見られますね。

よくわかんないですけど、「さん付けすること」で、そのお店との親密感を演出したいんですかね。

鼻につくのは僕だけでしょうか・・・

悪いお金持ちの見抜き方・その3
「多額の現金を持ち歩いている」

最近は、キャッシュレスが進んでいるので、現金をほとんど持ち歩かない人も増えていますよね。

僕も、ほとんどカードなんで、現金は必要最低限しか持ち歩いていません。

現金を持ち歩くとなると、財布も大きいものを使わないといけないですし、色々と不便じゃないですか。

 

ところが、悪いお金持ちは「現金主義」の人が多いです。

僕が出会ってきた詐欺師たちは、ほぼ全員現金をたくさん持ち歩いていましたね。

国語辞典みたいな財布を持ち歩いているんですよ。

で、その中に札束がぎっしり詰まっているっていう感じです。

 

では、なぜ「現金主義」なのか?というと、理由は2つあるんですよ。

 

ひとつ目の理由は「表に出せないお金が多いから」ですね。

たとえば、「詐欺をしたお金を現金で受け取っている」とか「仮想通貨を裏でこっそり現金に換金している」とか「お店などで現金商売の仕事で売上を抜いている」とか・・・

これらはイメージつきやすいんじゃないですかね。

 

ただ、このパターンは「悪いお金持ち」の中でも「チョイ悪」って感じですね。

どっちかというと、下っ端に多いケースだと思います。

ガチの悪いお金持ちは、次のふたつ目の理由である場合が、非常に多いです。

 

それは「カードを使うことで行動履歴を残さないため」ですね。

クレジットカードの利用履歴って、そのまま行動履歴に直結するわけですよ。

何時にどこにいて、そこからどこへ何で移動し、どこのお店で食事して、どこのコンビニに行って・・・みたいな具合に、すべて丸わかりになるじゃないですか。

 

以前、弊社の社員が、会社のクレジットカードを使って、夜のお店でGO YOUしてたことが発覚したのですが、どの店で同伴して、どのキャバクラに行って、どの店でアフターしたか、それらの経歴が丸わかりでしたからね。

このように、クレジットカードを使って、行動履歴が残ると、いざという時に、捜査機関に行動が丸わかりになってしまうわけですよ。

 

そもそも「いざという時」ってなんだよって話なんですけどね。

そんなわけで、悪いお金持ちは、とにかく「現金主義」が多いです。

 

ちなみに、僕が知っている悪いお金持ちは、なるべく飛行機にも乗らないようにしていて、東京から九州まで移動する際も、5時間かけて新幹線で移動していました。

これは、なぜかというと、飛行機の乗る場合、時前予約が必要になるじゃないですか。

そして、その事前予約も本名で予約しないといけません。

ですから、飛行機に乗った記録が色々と残ってしまうわけなんですよ。

 

一方で、新幹線は予約も必要ないですし、乗るときに名前の入力もないので、記録が残らないわけですよ。

まぁ、それほどまでに「自分の足跡を残さない」ということを徹底していたってわけです。

「悪いお金持ちもラクじゃないんだなぁ~」と謎の親近感がわきました。

悪いお金持ちの見抜き方・その4
「仕事をクリーンなイメージの言葉に言い換えがち」

もうおわかりだと思いますが、悪いお金持ちは承認欲求が、めちゃくちゃ強いわけです。

その根本的な原因は、悪いことをやっているという自覚がありつつ、でもそれでは、まともな人からは相手にされないというコンプレックスがあるわけですよ。

 

本当はもっとも承認されたい一般のまともな人から、承認がなかなか得られないわけです。

だから、自分の仕事についても、クリーンなイメージの言葉に巧妙に言い換えてきます。

 

では、どんな言い換え方をするのか?

 

一例を紹介します。

 

「インチキサプリの通販」のことを「D2C」と言い換え

「インチキ出会い系アプリ」のことを「スタートアップ」と言い換え

「仮想通貨詐欺」のことを「フィンテック」と言い換え

「ネットワークビジネス」のことを「美容関係」と言い換え

「インチキFX必勝法販売」のことを「投資家」と言い換え

「投資詐欺師」のことを「エンジェル投資家」と言い換え

「ネットワークビジネス」のことを「モチベーショナル・スピーカー」と言い換え

「パパ活」のことを「インフルエンサー」「アンバサダー」と言い換え

 

こんな感じで、うまいこと抽象的でクリーンなイメージの言葉に言い換えてくるわけですね。

抽象的でクリーンな印象の言葉には、気を付けたほうがいいですよ。

ちなみに余談なんですけど、これは「悪いお金持ち」というわけではありませんが・・・

「外資系金融」というワードも、なかなかのクセモノでして、外資系金融というと「ゴールドマンサックス」「モルガンスタンレー」「メリルリンチ」などの外資系の投資銀行をイメージするじゃないですか。

何百億円ってお金をトレードして、ブリブリ稼ぎまくってます!みたいな。

 

でも実際に、一般の人が、ゴールドマンサックスのような外資系投資銀行のトレーダーと知り合う機会なんて、ほぼ皆無と考えてもらって構いません。

 

一般の人が、知り合う外資系金融と名乗る人の99%は「プルデンシャルの営業マン」というオチです。

つまり、わかりやすい言葉で表すと「保険屋」ってことですね。

 

「脳みそ明太子ちゃん」の女性は、合コンで「外資系金融」という言葉を聞いただけで、「ゴールドマン!キターーーー!」って盛り上がっていると、保険を売りつけるのが目的だった、なんてことになりかねないので注意が必要です。

ちなみに、我が家は一家でプルデンシャルに加入しています。

以上、「悪いお金持ちの見抜き方」についてお伝えしました。

あなたの周りに思い当たる人はいましたか?

とりあえず、極端に刈り上げた髪形をしていて、ピチッとしたダメージジーンズに、トゲトゲの靴を履いているような人とは、かかわってはいけないと覚えておいてくださいね。

 

まとめますと・・・

友人が表参道のグッチで買い物をしていたら、まるでグッチのカタログから飛び出してきたかのような全身グッチ姿の、ものすごく悪者そうな人がいて、その人が「グッチのモデルでも、そのアイテムは選ばんやろ!」ってツッコミたくなるような、超ド派手なアイテムを組み合わせた「今から紅白歌合戦でも出るんかい!」っていうコーディネートだったらしいんですよ。

 

そばには、SPみたいな大男を3人も連れて、お店の真ん中にあるソファにドーンと座って、接客を受けていたらしいんですけど、とにかくオーラが半端なかったらしいんですね。

で、友達は、気になりつつも「怖い人だったら嫌だなぁ~」と思って、そっちのほうをあまり見ないようにしていたんです。

 

ところが、その人が話し出した途端、どっかで聞き覚えのあるドスの効いた声に「もしや、この声は?」って思わず振り返って、ガン見してしまったらしいんですね。

 

そしたら、その悪そうなお金持ちみたいな人っていうのが・・・

 

「演歌歌手の美川憲一さん」だったそうです。

紅白でそうな人じゃなくて、本物の紅白でた人でした。

ちなみに「何見てんのよ~」とは言われなかったようです・・・