「副業解禁」と言われ出して2、3年が経ちます。
そのため「副業何やろうかな~」なんて思っている人も多いはずです。
ということで、これまでの僕の経験や非常に近い人間からの情報など、そういったものから総合して、今回は僕が思う「オススメしない副業」を紹介していきます。
オススメしない副業1 「FXや株のトレード」
ここで言うのは、中長期の投資のようなものではなく、短期での売買です。
これは、遊び半分でやるとお金がどんどんなくなります。
もしやるのであれば、めちゃくちゃ勉強と訓練をしなければいけません。
加えて、株式だとマーケットが開いているのが、9時から15時じゃないですか。
これって会社のコアタイムなわけですよ。
この時間にマーケットが気になって、仕事が手につかなくなってしまうんですね。
言っても副業じゃないですか。
副業でトレードするとなると、会社に行っても「株価が気になるなー」みたいな感じでトイレに駆け込んでスマホ見たりして、仕事どころの話でないわけです。
最近だと仮想通貨もトレードがあるじゃないですか。
これって24時間いつでもトレードできるんですよ。
そうなると、会社の勤務時間中はもちろん気になるのですが、夜も気になっちゃって寝不足になってしまいます。
トレードっていうのは、やはり専門領域かなぁ~と思います。
つまり、副業で安易に手を出せるものではないかなと。
僕自身、実はサラリーマン時代に株のトレードやっていたんですよ。
僕が出版した『クビでも年収1億円』と、その漫画版でも書いていますが、トレードが原因で借金を作ってしまったわけです。
そもそも、トレードで稼ごうと思ったら種銭が必要です。
100万円すらも用意できないとしたら、やるべきはトレードじゃありません。
100万円あったとしても、負けまくったら全て失うこともありますしね。
やはり、プロの方々がしのぎを削って、市場からお金を集めてくる、奪い取ってくるような世界ですので、副業でやるっていうのは、ちょっと違うんじゃないのかなと思います。
オススメしない副業2 「時給制のアルバイト」
僕はサラリーマン時代、副業で居酒屋のバイトしてました。
確かに、時給制のバイトは手堅く稼げるわけです。
「1時間働いたら、いくらもらえる」という世界なので確実に稼げます。
でも、たくさん稼ごうとすると、単純に働く時間を増やさないといけない。
これは、しんどいですよ。
僕が当時住んでいた場所が高田馬場だったんですが、あそこは学生街なので、居酒屋の同僚が学生さんだったりするんですよ。
僕はその頃、25、26歳くらいだったのですが「小玉ってどこ大学?」みたいな感じで聞かれて、心がつらかったみたいなこともありました。
それなりに僕も頑張っていましたけど、朝から普通に会社に行って、19時ぐらいに家に帰ってきて、そこから着替えてバイトに行って、深夜1時から2時くらいまで働いていたので、体力的にかなり厳しかったですね。
当たり前ですが、居酒屋のアルバイトって肉体労働なんですよ。
各テーブルに注文を届けたり、厨房に入って料理をしたり、大量の洗い物をしたりするので、体力的にかなりやられます。
そういう面でも、あの頃は、まだ若いからできたのですが「今やれ」って言われたら、ちょっと無理かな~っていうふうに思います。
確実に稼げるけど、それ以上はないっていうのが「時給制のアルバイト」です。
オススメしない副業3 「ネットワークビジネス」
なぜかやっている人、多いですよね。
しかも、若者とおばちゃんに多い印象があります。
でも、ネットワークビジネスで稼いでる人にあまり会ったことがないし「どういうことやってるの?」って聞いてみると「それで稼ぐの難しいよね?」と思うような仕組みだったりするわけですよ。
セールスのスキルがそれほどあるわけでもない人が、世の中的に誰も聞いたこともない商品を対面で売るわけなんで、これって普通に考えてめちゃくちゃ難しい。
よく言うじゃないですか。
「モノがいいんですよ」とか「テレビCMなどの宣伝を一切やっていないから、その分、商品にお金をかけているので、すごく良い商品なんですよ」とか。
でも「そんなん知ったこっちゃないよ!」ってなりますよね?
僕はネットワークビジネスを実際にやったことはありませんが、周りでやっている人がいて、なかなか結果が出ない人が結構いる感じで大変そうでした。
僕のビジネスコミュニティ「FRONTLINE WORKS」に、麻生秀樹さんという方がいます。
彼は高校卒業後、自動車整備士として働く傍ら、20歳からネットワークビジネスで副業をスタートしました。
それで、色々な有名どころのネットワークビジネスを渡り歩いて、13年間で、なんと1200万円以上の借金を背負ってしまったというんです。
仮にネットビジネスでめちゃくちゃ失敗したとしても、こんな借金なんか絶対に背負わないですからね。
そもそもネットビジネスで、そんな失敗とかありえないです。
よく「ネットビジネス」と「ネットワークビジネス」って、響きが似ているから間違えられがちなんですけど全然違うものですからね。
そんな麻生さんなんですが、さすがに1200万円の借金はヤバかったみたいで、色々な取り立てとか来たりして、相当しんどかったようで「二度と副業はしない」と固く決意したわけなんです。
でも、たまたま僕のYouTubeと出会ってしまって「副業やりたくてウズウズしてきた」というのが、2015年くらいの話になります。
その時、麻生さんは国内転売ビジネスを副業でスタートさせました。
ネットワークビジネスで1200万円の借金をつくってしまった麻生さんって、なんかすごいダメな感じするじゃないですか。
でも、国内転売ビジネスを始めて3ヶ月後に、なんと月収100万を超えたわけですよ。
そんな麻生さんは、現在、国内転売ビジネスを自分でやりながら、指導もして、年商で2000万円ほど稼いでいるわけです。
いや、もっと稼いでいるかな・・・
僕がお伝えしたいのは、ネットワークビジネス自体が、それぐらい稼ぐのが難しいってことですね。
難しいうえに、売ってもそれほどリターンがないので、割りに合わないな~と思います。
オススメしない副業4 「アンケートサイト」
スマホだけでできるので、取り組みやすさは確かにあります。
でも、1つ答えて何十円とかっていう感じで、しかもアンケートがめちゃくちゃいっぱいあるわけじゃないので、頑張っても月に1万円すら夢のまた夢。
僕の経験上、一生懸命やったわけではありませんが、半年以上やって、やっとポイントが1万円分貯まるみたいな感じでした。
とにかく稼げない。
お小遣い程度で良ければ、試してみるのもありですが、正直微妙です。
僕が実際にやってみた感想は「思ったより稼げない」ってこと。
なので、基本的にはやらないほうがいいと思いますね。
オススメしない副業5 「不動産投資」
安易な気持ちで、副業での不動産投資はやめましょう。
不動産投資を否定するのではなく、安易な気持ちがダメってことです。
本気で「俺は不動産投資に全精力を注ぐぞ!」っていうのは、まだわかりますが、決して片手間でやるものではないですね。
多くの人にとって「不動産投資=不労所得」というイメージがあると思います。
会社員やお医者さんがやりがちで、物件を買って持っておけば、あとはお金が入ってくるみたいな感じで、家賃収入が自動的に入ってくるイメージを持っているんですね。
しかし、物件を買っても修繕費はかかりますし、そもそも地価が下がるかもしれない。
リスクを言ったらキリがないのですが、20年先の未来がどうなっているとか、具体的にわかりますか?
不動産を買って、支払いが終わる10年や20年の先の未来なんて、正直わからないじゃないですか。
「やっぱり家いらねー」みたいな、そんな未来が来ているかもしれないわけですよ。
来るかどうか分からない未来ですけど、そのリスクを受容できるか。
そもそも、この想像すらできないならば、不動産投資なんて絶対にやっちゃダメですよ。
安易すぎるので。
とにかく「不動産投資=不労所得」ではないってこと。
管理や会計など、多岐にわたり色々やることがあるんですね。
だからと言って「あなたの代わりに管理します」って管理代行会社に任せると、手数料として家賃の5%くらい平均的に取られてしまうわけですよ。
でも、日本不動産研究所の調査によると、賃貸住宅一棟(ワンルームタイプ)の期待利回りは、年利4.5%と言われているんですね。
なので、管理会社に任せたら赤字じゃないですか。
だから、本当に簡単ではないと思います。
超気合い入れて、ちゃんとやるんだったらいいですけど、サラリーマンの片手間でローン組めるからって物件買って「不労所得だよ~」というイメージでやるんだったら、絶対ヤバイんで、やめたほうがいいです。
不動産投資系でヤバいコンサルとか普通にいますからね。
変な物件を掴まされたり、変なローンを組まされたりって事例が実際にあって・・・
2016年に、僕の知り合いで、自己資金ゼロで6500万円の物件を、40年ローン、金利2.825%で購入した人がいました。
月に22万円の支払いで、1Kが7部屋の物件で、1部屋当たりの家賃が5.7万。
このローンの組み方がヤバくて、「賃貸併用」と呼ばれる「自宅の建物の一部を賃貸住宅にして、家賃収入を住宅ローンの返済に充てることができる」ローンの組み方だったんですね。
それもコンサルの指導でそうなったわけです。
で、「賃貸併用」なのに「実際にはそこに住まないでください」みたいなことを平気で言っているようなコンサルなんですよ。
これって、めちゃくちゃヤバイじゃないですか。
それがバレたら、ローンを一括で全部払わないといけないみたいな話になったりするわけですよ。
挙句の果てに、「これぐらいの利回りでいきますよ」って説明があったらしいのですが、その物件は立地がめちゃくちゃ悪かったんですね。
本人もちゃんと調べないで、コンサルに任せきりにしていたのが、もちろん良くないって話なんですが、結局、その賃貸物件に人が入らなくて、赤字垂れ流し状態になってしまったんです。
それで、弁護士を立てて、そのコンサルと争うことになったんですが、結論1000万円くらいの損失になりそうなんですね。
これって自分で調べて、ちゃんとやってれば、こんなことは起こらないと思いますが、簡単な気持ちで「コンサルに頼めばうまくいくでしょ」みたいな感じでやっちゃうと、こんな落とし穴がありますので、気をつけていただきたいんです。
やるならば「この事業に真剣に取り組む」という覚悟が必要です。
ということで、ここまで「オススメしない副業5選」についてお伝えしてきましたが、ここからは「じぁー、いったいどうしたらいいんですか?」という大事な話をしていきたいと思います。
僕のオススメとしては、入り口として「比較的早く収入を得られる副業」で「スキルアップにつながる副業」をやるべきだと思います。
具体的には、ライティング、WEBデザイン、動画編集などを副業としてやってみるのをオススメしています。
「ライティング」というのは、ライターとして1記事いくらとか、1文字いくらとか、そういったものから始めて、その先にライティング能力を高めて、自分でブログなどのメディアを運営していくみたいな形で発展させていくことが可能です。
「WEBデザイン」であれば、 WEBページのデザインのお仕事はランサーズやクラウドワークスで受けられますし、最近ですとYouTubeが流行っているので、そのYouTubeのサムネイルのデザインなんかも、1枚いくらとかで仕事があったりしますね。
「動画編集」の仕事も、めちゃくちゃありますし、「動画編集」ができるようになったら、クラウドワークやランサーズで受けられる仕事があります。
ただ、どれもスキルが必要です。
普通にサラリーマンをやっていて、いきなり稼げるものではありません。
ライティングにしても、WEBデザインにしても、動画編集にしても、勉強して自分のスキルを磨く必要があります。
結局、将来につながるものほど、すぐには稼げないっていう、ジレンマがあるわけですよ。
時給制のアルバイトであれば、行ったら稼げます。
「1時間いくら」という時給分は確実に稼げる。
ただ、そこからは増えていかないし、それを増やそうと思ったら、自分の時間を投資して、時間をお金に変えていくしかないわけです。
僕らが考えなきゃいけないのは、「目先の数万円がほしいのか」それとも「将来の大きいお金がほしいのか」そういった観点から、取り組む副業を決めるってことです。
でも、せっかくやるんだったら、将来的にめちゃくちゃ大きく稼げるほうが、取り組むほうも気合いが入るし頑張れるので、そういう観点で見ても「ライティング」「WEBデザイン」「動画編集」の副業に取り組むのはオススメです。
ここで勘違いしちゃいけないのは「資格」じゃなくて「スキル」が重要ってこと。
みんな「副業で何か稼ごう」って考えると「資格を取らなきゃいけない」と感じて、資格学習にお金使ったりする人が多いのですが、資格があるから稼げるわけじゃないですからね。
資格なんか別に必要ありません。
僕は自動車免許しか持っていないです。
なので「スキル」を磨いていってください。
これからの時代、これからの社会、これからのビジネスシーンで活かせるスキルを身につけていくのが、あなたの将来に確実につながっていきます。
もし副業に取り組みながら、将来的なことも考えるのであれば、そういった観点から考えてみてください。
追伸
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