上海で結婚式に出席してきました。


上海で結婚式に出席してきました。

日本から参加したのはこのメンバー。

誰の結婚式かというと、書道家の坂本先生の結婚式です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、彼は中国の方と結婚したんです。

坂本さんの奥さんには、天然石仕入れの時に毎回同行してもらって通訳をしてもらいお世話になっています。

それで、この結婚式・・・

私はスピーチをしたのですが、ここ5年くらいで1番緊張したかもしれません。

というのも中国語でスピーチしたんです。

会場は中国の方だらけの中で、特に話せるわけでもない中国語でのスピーチなわけですよ。

マジで緊張しました〜。笑

FMCに在籍しているニサのレッスンで、1週間で促成栽培ですよ。

本当にニサには助けてもらいました。非常感謝!!

去年なんとなく3ヶ月くらい中国語を勉強していた事があったので、まっさらではないのが助かりました。

やっといてよかった・・・。

スピーチ本番は内容でいうと3割くらいしか、伝わっていなかったのかな〜。

まあ、でも言葉が伝わらなくても、会場の空気はつかめる事が判明したので、我ながらよくやったと思います!!

大事な部分は大事に話したので、そこが伝わるだけでかなり違いますね。

それにしても中国の結婚式は、日本とは文化に違いを感じるものでした。

まずは、服装です。

自由。完全に自由です。

スーツにネクタイなのは新郎新婦のお父さんだけでしたね。

普通の出席者でツースにネクタイだと、完全に浮いてしまいます。

ジャケットを着るとかなり固めで、みなさん殆ど普段着な感じでした。

そして時間的な部分です。

当日は国家主席が上海に来ていて、交通規制があり渋滞が発生していました。

そのため人の集まりが悪く、開始ギリギリになって1時間遅れでのスタートに変更。

なんたる柔軟さ!

きわめつけは流れ解散。

すべて中国語なので司会の方も、私には何を言っているかわかりません。

気づいたら終わっているのか、いや、あれはまだ続いていたのかな、とにかく司会の方がいなくなっていました。

そこからは会場で歓談を楽しんで、帰りたい人から帰るという流れ解散でした。

ですから、日本の結婚式のような、お見送り的なものはありません。

最後には会場の撤収作業の中、残って飲み食いしていました。笑

日本の格式、しきたりを重んじる、結婚式に慣れている我々には、驚きの部分が多々ありました。

ただ、年間4回くらい中国に来ているので、他の人に比べたら驚きは少ないかな。

中国の結婚式は形にこだわるのではなく、あくまで気持ちの大事さを重んじますね。

みんなで祝いの気持ちをもって参加している感じ。

ほら、日本って頭数合わせだったり、付き合いでの結婚式出席とかってあったりするじゃないですか。

そういう感じは全く無くて、和気藹々と朗らかな雰囲気だったんです。

どっちが良いってことはありません。

格式、しきたりを重んじる日本の結婚式は、日本人の規律正しい文化を醸成しています。

礼儀の正しさや、ルールを守り混乱を起こさない素晴らしい文化の源流はそこです。

一方で、中国の結婚式に参加して思ったのは、私らはどうでも良いことに気を遣いすぎているのかなーという事ですね。

もちろん、気遣いは大事です。

ただ、それも過ぎると息苦しくなるし、疲れてしまうわけですよ。

この結婚式で言えば一番大事なのは、「おめでとう!」というお祝いの気持ち。

これなわけですよね。

その気持ちを持って結婚式に参加するのが、一番大事じゃないですか。

頭数合わせとか付き合いの結婚式とか、それこそ形にこだわる典型的な部分です。

繰り返しになってしまいますが、どっちが良いとかそういう事ではありません。

異文化に触れて発見する事が、体験としては貴重なわけじゃないですか。

そういう観点で考えていきますと、今回の発見は我々は過度に気を遣い過ぎて、これだと疲れちゃうなという事。

礼節正しい文化は私は素晴らしいと感じていますが、もうちょっとだけ楽に生きても良いのかなと思いました。

そんな事はひとまず置いといて・・・

本当におめでとうございました!!