「本日のスペシャルメニューを」と英語で言う/?絶対偶然だけど凄いこと

昨日は生まれて初めての全身麻酔手術でした。
念のための手術だし、手術自体も簡単なので、
他の病院だと日帰りだったりするんですが、

会社の近くで受診したら１泊入院。
愛犬と離れ離れなんて・・・と思いながらも
久しぶりの一人空間を少々満喫しました。

ただ、簡単な手術とはいえ、
やっぱりかなり緊張しましたし、
とった組織から癌が見つかったらどうしよう？

とか色々考えてしまいました。
（今は癌はありません）

わたしは医療系なので、学生時代は
実習で患者さんともたくさん関わりました。

自分の中では精一杯真心込めていたつもりですが、
メスをいれられる患者の立場になってみると、

まだまだ患者さんたちの気持ちを
本当の意味でわかってなかったなーと思いました。

やっぱり誰かに奉仕するのであれば、
自分も同じ思いをしたほうがいいですね。

で、手術が終わり麻酔が切れるまでの間、
テレビをつけたら、「永遠の僕たち」（原題：Restless）
と言う映画がやっていたので見ていました。

最初はあまり興味なかったのですが、

・両親を事故で亡くしてやさぐれてる少年と、

・脳腫瘍で余命3ヶ月の少女と

・少年にしか見えない特攻隊の日本人男性（幽霊）

が織り成す、淡々としたストーリーに引き込まれました。

グッドウィル・ハンティングと同じ監督なので、
対話で物事が進んでいく描写が超秀逸でした。

で、それでも売店でアイスを買う誘惑に勝てず、
早くベッドを離れたかったのですが、

看護師さんが忙しすぎて、なかなか
点滴の針を抜きに来てくれないので、
最後まで見ることになりました。

結局その少女は脳腫瘍で亡くなり、
特攻隊の幽霊が彼女を連れて行ってくれます。

そこまでの数ヶ月間、少年は
彼女との恋愛、特攻隊員からのアドバイスで
両親の事故死を乗り越え、大人になっていきます。

すごくいい映画ですね。

で、この映画、最後は特攻隊員の幽霊が
愛する人に書いたのに、渡せなかった手紙の朗読で終わります。

その内容がとてもシンプルだけど胸に来て
思わず涙が出る内容なのですが、

手紙の最後にその特攻隊員の名前が書かれています。
なんとそれが・・・・。

わたしの亡くなった祖父と同姓同名でした。

最後の最後でええーーーー！ってなりましたよ。

いや、絶対に偶然だと思うんです。

たまたま癌手前までなったこと

たまたまこの病院に受診したこと

たまたま手術日がこの日になったこと

たまたまテレビをつけたらこの映画がやっていたこと

たまたま看護師さんが来なくて、最後まで見たこと

たまたまその役柄が祖父と同姓同名だったこと

全部偶然だと思うんですよ。

でも手術後痛みも結構あったし、麻酔で朦朧してるし、
そんな時に祖父の存在を感じられてかなり心強かったですね。

いやーやっぱりこういうことってあるんだなーと
すごく（わたし的には）不思議な経験をした日でした。

さーーー！今日は綺麗さっぱり退院です！
シャバに戻ります。